2018年5月1日放送

復興道路「釜石花巻道路」上郷小児童たちが工事見学

上郷小学校の児童たちが、きょう(1日・火曜日)、自分たちの住むまちで進められている工事の現場を見学し、理解を深めました。今年度中の完成を目指して工事が進められている復興道路「釜石花巻道路」の遠野住田インターチェンジから遠野インターチェンジ間。このうち、上郷町の平野原地区では「平野原橋」の橋げたの架設工事が進められています。地元の小学生に今しか見ることのできない工事中の橋げたを間近で見てもらおうと開かれたきょうの見学会には、上郷小学校の5・6年生の児童23人が参加しました。初めに、工事に従事している人たちから、平野原橋の概要やこれまでの工事の様子について説明がありました。平野原橋の長さは64メートル、幅は23メートルで、上郷小学校の全校児童がメッセージを書いたボルトが遠野インターチェンジ側にあるブロックとブロックのつなぎ目に使用されていて、橋を支えているということです。続いて、機械を使ったボルト締め体験や、測量体験、高所作業体験が行われました。このうち、高所作業体験では、高さ20メートルから見える世界を堪能しました。児童たちは、どんどん高くなっていく景色に歓声をあげながら、地上にいる友達たちや道路を走っている車などに手を振ったり工事の作業風景を眺めたりと、普段なかなかできない体験を楽しんでいました。なお、平野原橋は、ことし11月の完成を目指して工事が進められていて、被災地の早期復興を支援する道路となる遠野住田インターチェンジから遠野インターチェンジ間は、今年度中の完成を目指しているということです。

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