2018年4月26日放送

「いわてっこ産地協定」締結

稲作農家の経営の安定化につなげようと、遠野市はきのう(25日・水曜日)、米穀専門卸商社とJAの間で岩手のブランド米、いわてっこ産地協定を結びました。きのう、生産者出席のもと合意式が行われ、本田市長と大阪府に本社を置く米穀専門卸商社・津田物産、JAいわて花巻、JA全農いわての代表者が協定書にサインしました。協定は、4者が連携することで「いわてっこ」の作付け拡大や、安定した生産と関西地区を中心とした需要者への安定供給に取り組むことを目的としています。この協定により、流通ルートが確立され、今後3年間、津田物産が遠野市と生産者が取り組んだ「いわてっこ」をJAいわて花巻とJA全農いわてを通じて一定価格で買い取りを行います。「いわてっこ」は、平成13年に品種登録された岩手県のブランド米で、耐病性や耐冷性があり収量が多いのが特徴で、遠野市などの中山間地での栽培に適しています。国の米の生産調整廃止により販売競争の激化が予想されるなか、遠野市では、集落営農の組織化やほ場整備などに全力をあげ、「いわてっこ」産地の確立を目指すということです。

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