2018年4月23日放送

白樺樹液採取体験学習

上郷小学校の3・4年生が、先週火曜日(17日)地元・上郷町佐比内の白樺林を訪れ、恒例の樹液採取を行い自然に触れました。遠野遺産にも認定されている上郷町佐比内の大峰鉱山跡とその周辺です。主に鉄と銅が採掘されていたこの場所で、かつて500人もの人々が働き汗を流していました。この中で、鉱業所の野球チームが使うグラウンドがあった場所には、現在、白樺の木が一体に広がり、早春のこの時期になると上郷小学校の児童たちが樹液の採取体験を行っています。恒例の樹液採取には、ことしも3・4年生の児童が参加しました。この体験学習は、地元の子どもたちに自然と触れあいながら郷土愛を育んでもらおうと、上郷町地域づくり連絡協議会が主催し今回で16回目です。児童たちは、佐比内牧野農業協同組合の人たちの手を借りてこの時期特別の無色透明な樹液を採取し、紙コップにそそいで自然の恵みを堪能しました。また、白樺の木に耳を当てて中から聴こえてくる音を確かめたりこの中で出来る遊びを見つけたりしながら自然を満喫していました。このあと、児童たちが体験学習を通して気になった点を出し合いながら、白樺の特徴や樹液の成分などについても学んでいました。最後に、この体験学習で恒例になっている上郷町更生保護女性の会のメンバーが作った熱々の豚汁をみんなで食べました。児童たちは、自然とのふれあいやその中で食べる豚汁に大満足の様子でした。

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