2018年4月20日放送

「道の駅」遠野風の丘 改修に係る関係者説明会

「道の駅」遠野風の丘の機能充実に向け、今年度から本格的に改修工事が始まるのを前に、きのう(19日・金曜日)、関係者を集めた説明会が開かれました。「道の駅」遠野風の丘を取り巻く状況は、平成30年度に東北横断自動車道釜石秋田線の全線開通や一般国道340号立丸峠トンネルの開通、ことし6月には、宮古・室蘭間の定期フェリーの就航。そして7月には、台湾からの定期便の就航が予定されているなど、今後、「道の駅」遠野風の丘が観光と物流の拠点として果たす役割が期待されています。そうしたことから市では、今年度から本格的に高速交通網などの整備に併せ、東北横断自動車道釜石秋田線の休憩施設にも位置付けられている「道の駅」遠野風の丘の機能充実に向けた改修工事を計画的に進めていくことにしています。きのうは、市が計画する改修工事の内容と今後の日程について確認し意識の統一を図ろうと、遠野ふるさと公社の職員をはじめ、産直の組合員やテナントなど関係者、およそ100人を集めて説明会が開かれました。それによりますと今年度、市では、遠野風の丘の機能充実と魅力アップに向けた整備費として、およそ2億5千6万円を予算に計上し、駐車場の拡充や仮設店舗の新設などを予定しているということです。今後の日程としては、連休など混雑時の渋滞を解消するため、秋頃に遠野風の丘の東側に駐車場の拡張や新たな出入り口の整備を市と県が連携を図りながら進めていくということです。また、駐車場整備と同じ秋頃に仮設店舗を新設し、順次、既存建物の一部の解体を進め、リニューアルに向けた整備を進めていくということです。また、市では、いずれの改修工事中も遠野風の丘の営業を継続させながら整備を進めていくことも示していました。また、きのうは、平成10年6月30日のオープン以来、遠野風の丘がことしで20周年を迎えることから「20周年感謝祭」の事業案についての説明もありました。主な企画としては、ことし6月30日と7月1日の2日間にメインとなるイベントを開催し、20周年セレモニーや近隣市町村の芸能披露などを通じて遠野風の丘の魅力をアピールするということです。また、感謝祭が一過性のものとならないよう、6月と7月のメインとなるイベントを皮切りに、来年3月まで「20周年感謝祭」を掲げ毎月イベントを開催していくということです。遠野風の丘では、今後、市やふるさと公社などの関係者で実行委員会を立ち上げ、20周年感謝祭に向けた準備を進めていくとしています。この後、関係者を前に遠野ふるさと公社の理事長を務める本田市長があいさつし、これまでの公社の歩みを振り返りながら「魅力のある道の駅とするため、計画的に一つ一つ手順を踏んで、それを確実な力に変え次のステップに繋げていきましょう」と激励の言葉を送っていました。そして終わりには、遠野ふるさと公社の菊池美之常務理事が、気持ちを新たに決意表明をしました。なお、遠野風の丘では、東北横断自動車道釜石秋田線の全線開通など環境が大きく変わる今年度、関係者全員が一致団結しことしの20周年、そして、今後の30周年に向け、誘客対策に取り組んでいくということです。

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