2018年4月9日放送

春の全国交通安全運動 春の地域安全運動 出発式

先週金曜日(6日)から来週15日までの10日間は、春の全国交通安全運動と春の地域安全運動期間となっています。この運動期間に合わせて先週金曜日、遠野警察署で出動式が、あえりあ遠野で出発式が行われました。遠野警察署では、署員をはじめ、遠野地区少年警察ボランティア協会の会員など、およそ30人が集まり出動式が行われました。遠野警察署の菊地一也署長が「事故や被害に遭わないよう、また、当事者とならないよう、遠野市民の安全のために活動を推進していただきたい」と訓示しました。続いて、遠野地区少年警察ボランティア協会の松田政雄会長が「遠野警察署員と連携しながら、市民のみなさんが常に安全で安心な暮らしができるよう頑張っていきたい」とあいさつしました。遠野警察署によりますとことしに入ってから市内では、交通死亡事故は発生していないものの、9件の人身事故が発生しているということです。また、市内では、去年6月に架空請求詐欺が1件発生し、およそ420万円の被害がでたものの、ことしは、特殊詐欺などによる被害は発生していないということです。最後に遠野地区少年警察ボランティア協会の佐々木靖孝さんが出動申告した後、青色の回転灯を装着した車両やパトカー14台が、菊地署長に見送られながら市民の安心、安全を守るためパトロールに出動していきました。また、この日、あえりあ遠野では、関係機関や団体などおよそ120人が参加し、春の全国交通安全運動と春の地域安全運動の出発式が行われました。先週6日、金曜日から来週15日、日曜日までの10日間実施される春の全国交通安全運動では、子どもと高齢者の交通事故防止や飲酒運転の根絶など4つを運動の重点に掲げています。また、春の地域安全運動では、特殊詐欺の被害防止や鍵かけの励行など4つを運動の重点に掲げ取り組みます。出発式で本田市長が「関係するみなさんとしっかりと力を合わせながら、安心・安全な遠野のまちを形作っていけるよう協力をお願いします」とあいさつしました。この後、市内の新入学児童を代表して、遠野小学校1年の水内武蔵君と大萱生皐希さんに学童帽子やクリップライトなどが贈られました。この後、遠野警察署交通課の佐々木敏也課長が春の全国交通安全運動の取り組みについて講話をしました。その中で佐々木課長はシートベルトの着用率に触れ、去年1年間の岩手県内でのシートベルトの着用率は、運転席で99.7%、助手席で98.3%と高い水準を示したものの、後部座席では36.5%と義務化されていてもまだまだ普及しきれていない事をあげていました。さらに去年発生した自動車乗車中の死者31人のうち、シートベルトの非着用が6人いて、その内の4人は、もしシートベルトを着用していれば助かった可能性がある事も紹介し、シートベルトの正しい着用の徹底を呼びかけていました。最後に遠野市交通指導隊の小水内秀一隊長が決意表明しました。なお、運動期間中は、各関係機関、団体が連携を図りながら、街頭指導などの活動が展開されるということです。

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