2018年4月4日放送

「ピアノ・ヴィオラ・歌」コンサート

「ピアノ・ヴィオラ・歌」コンサートが今週日曜日(1日)あえりあ遠野で開かれ、遠野市出身のピアニスト内田なおこさんなどが美しい音色を響かせました。内田さんは、昭和53年に遠野市教育文化振興財団の教育文化奨励賞を受賞し、現在も演奏活動のほか日本音楽高等学校の非常勤講師を務めるなど後進の指導でも活躍しています。「遠野の芸術振興のため多くの人に演奏を聞いてもらいたい」と内田さんは、親交があるヴィオラ奏者の中田裕一さんやソプラノ歌手の吉田秀美さんとともにコンサートを開催しました。この日は、オペラの名曲や歌謡曲など12曲が披露され、会場に訪れたおよそ180人の観客は、ピアノとヴィオラの美しい音色と澄んだ歌声に聞き入っていました。そして、コンサート終了後、内田さんが「遠野市の芸術の発展に役立ててほしい」と遠野市教育文化振興財団にコンサートの売上15万円を全額寄付しました。受け取った遠野市教育文化振興財団の及川増徳理事長は、「すてきな演奏のおかげで満たされた時間を過ごすことができた。寄付金は芸術振興に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べていました。

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