2018年3月21日放送

宮守町の婦人消防協力隊が研修会

宮守町内の遠野市婦人消防協力隊の研修会がおととい(19日、月曜日)、みやもりホールで開かれました。宮守町内在住の隊員を対象としたこの研修会は、隊員相互の連携と交流のほか、見識(けんしき)を深めるためにAEDを使った心肺蘇生法や緊急時の対応など、毎年、テーマを決めこの時期に開かれています。今週月曜日に行われた研修会には、隊員およそ30人が参加し、超高齢化が進む日本にとって最重要課題の一つとなっている「認知症」への理解を深めました。はじめに隊員たちは、認知症についてのビデオを視聴した後、遠野市地域包括支援センターの菅田大輝さんから、認知症の原因や症状、認知症の人との接し方など説明を受けました。また、菅田さんは、認知症を理解し、認知症の人や家族を見守る「認知症サポーター」の取り組みを紹介し、「サポーターを一人でも増やし、誰もが安心して暮らせるまちをみんなでつくっていきましょう」と呼びかけていました。この後、在宅介護支援センター宮守の地域相談員、佐藤芳子さんを講師に認知症予防の体操も行われました。体操で思うように体を動かすことができなかった隊員たちから笑い声がこぼれた所で佐藤さんが「認知症の人も含めて誰もが笑顔で過ごせるようなお手伝いをしませんか」と隊員たちに呼びかけていました。なお、この研修会は、隊員をはじめ、今後は地域の人たちも巻き込みながら、実施していくということです。

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