2018年3月20日放送

特別公開「遠野城下町割図」

遠野市立博物館では現在、江戸時代の遠野の城下を詳細に描(えが)いた「遠野城下町割図(まちわりず)」を特別公開しています。この特別公開は、たくさんの市民に遠野の歴史に触れてもらおうと、先週金曜日(16日)から始まりました。前回、特別公開され好評だった「遠野領内図(りょうないず)」に続き、今回は、市立博物館で所蔵している城下のまちなかの様子が詳しく描かれた江戸時代終わり頃の町割図の複製をおよそ20年振りに展示しています。この町割図は、縦193cm、横298cmと大きく、現在も使われている「一日市(ひといち)」「穀町(こくまち)」などの町名、水路、一軒一軒の間口・奥行き、名前や職業などが詳細に記されています。町割図とあわせて、明治から大正期までの写真パネル6点も展示されています。古くからある家は、もしかするとこの町割図に描かれているかもしれません。また、遠野さくらまつりの開催に合わせて、来月20日からは、およそ200年前の1824年に描かれ遠野入部行列の基礎資料となった「遠野南部氏入部行列図」の原本が公開されるということです。「城下町遠野」に思いをはせに、足を運んでみてはいかがでしょうか。町割図の公開は5月6日までで、展示期間中、受付で市民であることを伝えると無料で見ることができるということです。問い合わせは、遠野市立博物館までお願いします。

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