2018年2月20日放送

プロジェクト未来遺産2017登録証伝達

プロジェクト未来遺産2017登録証の伝達式がおととい(18日・日曜日)サンパークやなぎで行われました。日本ユネスコ協会連盟では、未来に残したい地域の文化や自然環境の保全・継承活動をプロジェクト未来遺産として登録していて現在、日本全国で66件が登録されています。去年12月に、4件のプロジェクト未来遺産が登録され、その一つに遠野市では初めてとなる、土淵町山口自治会のおらほのながめづくり『遠野物語』の文化的景観を守る」が選ばれました。おとといは、登録証の伝達式が行われ、未来遺産委員を務める北海道大学観光学高等研究センター長の西山徳明さんから山口自治会に登録証が手渡されました。山口自治会では、遠野物語にまつわるデンデラ野やダンノハナの周辺の道路整備、景観ガイドラインを作成しガードレールを塗装するなど環境整備と景観維持に地域全体で取り組んでいます。未来遺産委員会によりますと、現在の活動のほか遠野市と景観の保護に関する協定を結び保護・継承活動の仕組みが整えられていることも評価されたということです。伝達式の後には、未来遺産登録記念講演会が開かれ、西山さんが遠野遺産の取り組みに触れながら、遠野からはじまる歴史文化まちづくりの未来」について講演しました。会場に集まった人たちは、プロジェクト未来遺産への登録を喜ぶとともに、山口自治会の今後の活動に期待を寄せている様子でした。

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