2018年2月19日放送

遠野市教育文化振興財団顕賞式 遠野市体育協会栄賞表彰

文化やスポーツの分野で功績のあった個人・団体を表彰する遠野市教育文化振興財団の顕賞式と遠野市体育協会の栄賞表彰式がおととい(17日・土曜日)、あえりあ遠野で行われました。遠野市教育文化振興財団の顕賞式と遠野市体育協会の栄賞表彰式には、受賞者やその保護者などおよそ300人が出席しました。初めに、遠野市教育文化振興財団の及川増コ理事長と遠野市体育協会の河野好宣会長が今回の受賞を機に今後もより一層の活躍を期待します」などとそれぞれあいさつし、受賞者を称えました。この後、今年度で44回目となる教育文化振興財団の顕賞に入り、48個人、18団体が表彰を受けました。その中で、教育文化の振興に著しい功績があった人に贈られる遠野市民文化賞には、綾織町の葛西四朗さんと上郷町出身の小説家、若竹千佐子さんの2人が選ばれました。葛西さんは、遠野市環境審議会の初代会長を務めるとともに、30年以上にわたり採集してきた昆虫を数多く展示している虫のギャラリーを整備し、自然環境を護ることの大切さを教えるなど、青少年の健全育成に多大な貢献をしてきました。若竹さんは、小説おらおらでひとりいぐも」で、第54回文藝賞を史上最年長となる63歳で受賞し、先月には、この作品で第158回芥川賞を受賞しました。表彰では、葛西さんと若竹さんの代理で出席した河出書房新社文藝編集部の尾形龍太郎編集長に、及川理事長から表彰状と記念品が手渡されました。また、地域社会において優れた活動と長年にわたる功績に対し贈られる教育文化特別賞には、平成2年から遠野市とアメリカ・チャタヌーガ市との友好関係の構築に尽力し、姉妹都市提携に多大なる貢献をしたルイーザ・メシッチさんと昭和50年自治会結成以来、文化的景観保全活動に取り組み、その活動が認められ平成25年に国選定重要文化的景観の指定を受けた土淵町第四区山口自治会が選ばれ、表彰状が贈られました。続いて、今年度12回目となる遠野市体育協会の栄賞表彰式が行われ、栄光賞に1団体、5個人と優秀指導者賞に3個人がそれぞれ選ばれ、河野会長から表彰状と副賞が贈られていました。表彰の後、遠野市民文化賞を受賞した葛西さんが受賞者を代表して謝辞を述べました。遠野高校邦楽部による琴の演奏から始まった第2部では、土淵町第四区山口自治会と緑峰高校の活動の成果が発表されると会場に集まった人たちからは、盛大な拍手が送られていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.