2018年2月14日放送

市役所本庁舎 火災警報器発報

きのう(13日・火曜日)の午後3時に、市役所本庁舎で自動火災報知器が発報し、きょう(14日・水曜日)原因が判明しました。きのうの午後3時、市役所本庁舎で自動火災報知器が発報したことに伴い、本庁舎およびとぴあ庁舎の市職員・来庁者、ショッピングセンターとぴあの来客・職員、あわせておよそ230人が避難しました。消防職員が本庁舎地下1階にある機械室の状況確認を行ったところ、火の確認が認められなかったため、午後3時29分に避難は解除となりました。本庁舎地下1階の機械室には、暖房用のチップボイラー2機と、重油ボイラー1機が設置されていますが、市によりますと、チップボイラー1号機の煙道(えんどう)に設置されている内圧調整板の隙間から煙が漏れたことにより、煙を感知した自動火災報知器が発報したということです。煙が漏れた原因は、ボイラー内清掃作業を行うため、チップボイラー1号機を1週間前に停止させていたことで、ボイラー本体や煙道などが冷え切った状態となっていたことによるものということです。メンテナンス業者が、チップボイラー1号機の試運転のため、きのう冷え切った状態のままパソコンによる遠隔着火を行ったことで現場での着火確認を怠り、煙の状態確認ができなかったこと。また、煙の温度も十分に上がらなかったため、煙が十分な浮力がなく煙道内に充満し、煙突を上昇することができなかったことから、煙道の内圧調整板から煙が漏れたということです。市とメンテナンス業者では、今後の対応策として、現場での立ち会いのうえ状況を確認しながら着火し、煙の状況を確認する。また、ボイラーが冷えすぎないように交互運転の間隔を短くすることの2点をあげています。なお、現在は、チップボイラー1号機、2号機ともに正常に稼働しているということです。市は、今回の課題点として、ショッピングセンターとぴあとの連絡体制が発揮できなかったことをあげており、本田市長は「いかにスムーズに、かつ的確に避難誘導を行うか、検証をきちんとしなければならない。早急に、避難誘導含め、複合庁舎としての機能を十分踏まえた対応をどのように行うべきかについて検討しなければならない」と述べていました。なお、市役所本庁舎ととぴあ庁舎、ショッピングセンターとぴあ合同の避難訓練が、2月22日に予定されているということで、市では、今後の避難対応について検証し、防災計画に反映させていくということです。

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