2018年2月12日放送

稲荷下第二地区土地区画整理事業完成記念式典

稲荷下(いなりした)第二地区土地区画整理事業の完成記念式典と祝賀会がきのう(11日・日曜日)あえりあ遠野で開かれました。完成記念式典には、事業関係者や稲荷下第二地区の地権者などおよそ90人が出席しました。式典では、初めに、本田市長が式辞を述べました。遠野市では、道路や公園などの都市基盤施設の整備と宅地利用の推進を一体的に進めることで健全な市街地の形成を図ることを目的に、およそ40年前から市街地の整備を進めてきました。稲荷下第二地区は、これまでに整備された稲荷下地区、下一日市(しもひといち)地区に続く3カ所目の地区で、遠野小学校の南側に位置する面積19.7ヘクタールの区域です。稲荷下第二地区土地区画整理事業では、道路網を適切に配置し交通の円滑化を図るほか地区内外の施設をつなぐ歩行者専用道路を導入するとともに関連事業と連動させることを方針において、平成12年の事業計画の認可から18年の歳月と総事業費およそ47億2千万円をかけて進められてきました。市の担当部長は、整備されたあとの状況などを説明しました。式典のあとは、稲荷下第二地区土地区画整理審議会から地権者たちで結成された実行委員会によって祝賀会が開かれました。初めに、小松喜一実行委員長は、「この完成祝賀会をするにあたって地権者の一人として本当に良かった。これもみなさんのおかげです」とあいさつしました。続いて、稲荷下第二地区土地区画整理審議会の角田幸四郎会長がお祝いのことばを述べたあと、遠野吟詠会の太田幸子さんが琵琶の演奏に合わせてお祝いの詩吟「祝事」を披露し、会に花を添えました。乾杯のあとは、地域の人たちが踊りを披露して祝賀会を盛り上げ、関係者と地域が完成をともに祝い合いました。なお、遠野市では、換地(かんち)処分の日を来月16日(金曜日)に予定していて、整備された稲荷下第二地区内では、翌日の17日(土曜日)から住所が変わるということです。

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