2018年1月31日放送

緑峰高校 校内プロジェクト発表会

毎年恒例となっている緑峰高校の校内プロジェクト発表会がきのう(30日・火曜日)市民センター大ホールで開かれました。この発表会は、生産技術科と情報処理科の生徒たちが研究活動の成果を発表することでお互いの実績を検討し問題点について科学的・主体的に解決出来る能力を養うことなどを目的に毎年開かれています。会場には、全校生徒や保護者のほか、緑峰高校の取り組みに興味を持っている市内の中学生などおよそ250人が集まりました。ことしは、9つの発表がありました。このうち、生産技術科2年生が発表する5つは、来年度の日本農業クラブ全国大会の予選を兼ねて行われました。発表時間は、正味10分とし、審査では、授業での学習を踏まえて計画的に研究が進められているか、発表に関する準備や機器の活用は適切であったか、などが採点されました。生産技術科の2年生は、野菜・果樹研究班、草花研究班、食農研究班、作物・畜産研究班に分かれ、遠野の伝統野菜の普及拡大を目指す取り組みやホップの里・遠野ならではの取り組み、また、どべっこ文化を生かして健康ドリンク開発に挑戦する取り組みといったそれぞれの研究内容を発表しました。このほか、生産技術科の1年生はダイズ栽培プロジェクトを、学習成果発表では、商業クラブが農と商を連携させた取り組みを発表しました。また、高校生活最後の校内プロジェクト発表会となった3年生からは、情報処理科の遠野を紹介するアプリ制作や来月に全国大会で発表する予定の生産技術科草花研究班のホップ和紙プロジェクトが発表されました。最後に、講評で、審査長を務めた緑峰高校の村上利行先生がどの発表も、身近な農業や地域の食文化など地域と連携して課題解決が明確になされていたところが大変良かった」と評価した上で改善点もいくつか示し、今後磨きをかけて、志を高く、単発ではなく継続して研究を積み重ねていってほしい」と生徒たちを激励していました。生徒たちは、発表会を通して、互いの取り組みに理解を深め、これからの活動に役立てていた様子でした。なお、生産技術科2年生が発表した5つの審査結果については、校内で開かれる審査会で決定されるということです。

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