2018年1月23日放送

地域おこし協力隊員の取り組み ふるさと名品オブザイヤー受賞

遠野ローカルベンチャー事業」の取り組みを進めている地域おこし協力隊員によるビールプロジェクトが2017年のふるさと名品オブザイヤーを受賞し、その報告会が先週金曜日(19日)中央通りにある遠野醸造で開かれました。遠野ローカルベンチャー事業は、総務省の地域おこし協力隊制度を活用し、遠野で活躍している人や企業などと連携しながら遠野市内で起業する人材を育成しようとおととしから遠野市が取り組んでいます。現在、遠野市では、地域おこし協力隊員として13人が活動していて、発酵、遠野の食、交流プログラムなど様々なプロジェクトを立ち上げ、遠野市内での起業に向けた取り組みを進めています。その中、袴田大輔さんと太田睦さん、田村淳一さんの3人が進めていたビールプロジェクトが、各地域に眠る名品とそれを支える取り組みなど地域の魅力づくりを応援する大手の民間企業が選んで表彰する2017年のふるさと名品オブザイヤー、つなげよう!国産ホップの輪部門でコミュニティー賞を受賞しました。この受賞は、ホップの里からビールの里へ」をテーマに、ホップ生産をはじめ、ビールに合う食材の生産や遠野産のビールも醸造していくなど、新たなビール文化を熟成しようとする試みが評価されました。先週金曜日には、プロジェクトの拠点となる去年11月に設立した中央通りの遠野醸造で報告会が開かれ、市内外から集まったおよそ30人が3人による新たな取り組みに期待を寄せながら、今回の受賞を祝っていました。なお、遠野醸造では、醸造設備の購入資金を不特定多数の人からインターネットを介して資金を集めるクラウドファンディングで募りながら、ことし4月にビールの醸造所と店が一つになったブルーパブ」をオープンし、5月には、オリジナルのクラフトビールを提供できるよう準備を進めていくということです。

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