2018年1月22日放送

文化財防火デー消防訓練

昭和24年1月26日、現存する世界最古の木造建造物・法隆寺の金堂が炎上し、壁画が焼損しました。このことを受け1月26日は、文化財防火デーとなっています。これに伴い、きのう(21日・日曜日)、文化財を火災や震災などから守るための消防訓練が行われました。きのうは、宮守町上鱒沢にある県指定有形文化財鞍迫観音堂で、消防訓練が実施されました。きのうの朝は、氷点下6.7度と冷え込む中、消防職員と鱒沢地区11分団の消防団員など合わせて64人が訓練に参加し、文化財防火運動を展開しました。64回目を迎えたこの訓練では、鞍迫観音堂から出火したことを想定して行われ、初期消火失敗の通報を受けた消防団員が、用水路からホースを中継しくみ上げた水を放水する訓練や文化財の搬出など、地域の人たちと一帯となって進められました。訓練終了後には、遠野市消防団の松田克之団長が安全かつ迅速に消火活動や重要書類の搬送訓練を実施していて、非常に良い訓練だった」と話しました。また、遠野消防署の菊池久人署長が水場から出火現場までの距離がある中、各隊が連携しホースの中継が出来ていた、とても良い訓練だった」と講評しました。訓練に参加した人たちは、自分たちの地域は自分たちで守るといった、自主防災組織強化の意識を高めていた様子でした。

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