2018年1月18日放送

グリーン・ツーリズム実践塾 公開講座

グリーン・ツーリズム実践塾の公開講座が、おととい(16日、火曜日)、遠野町にある遠野山・里・暮らしネットワークで開かれました。この講座は、県内のグリーン・ツーリズム実践者を育成しようと、去年9月からことし2月までの全8回の予定で、遠野山・里・暮らしネットワークが開いています。7回目となった講座では、市内外で地域づくりや民泊、観光などに携わっているおよそ30人が参加し、ローカルベンチャーや地域おこしといった他の地域での実践事例を学びました。この日、講師を務めたのは、内閣府の地域活性化伝道師で、遠野山・里・暮らしネットワークの創業期からアドバイザーを務めている、東京都のカルチャーアットフォーシーズンスの代表取締役、中島淳さんです。日本各地でビジネスモデルや仕組みづくりなどをプロデュースしてきた中島さんは、これまでの実践事例を紹介しながら、グリーン・ツーリズムを取り巻く時代の変化について説明していました。また、中島さんは、都市部には、自分の居場所探し」をしている若者が多く居るとし、その声に応えるためにも若者がやりたいことをできる居場所」を探せる環境を用意することが、地方に若者を呼び込むために必要と話していました。講座の終わりには、他に類をみない取り組みをしているのが遠野です。これからも本質をしっかり持ってたくさんの人たちと共有しながら、どんどん新しいことに挑戦してほしい。」とエールも送っていました。参加した人たちは、中島さんの話に耳を傾けながら、遠野ならではのグリーン・ツーリズムに取り組むためのヒントを模索している様子でした。なお、遠野山・里・暮らしネットワークでは、来月2月17日と18日の2日間、遠野市立図書館などを会場に、東北ツーリズム大学」を開き、講演会などを行う予定ということです。

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