2018年1月16日放送

年越祭・どんと祭

小正月を迎えたきのう(15日・月曜日)、遠野郷八幡宮では、毎年恒例の行事である年越祭(としこしさい)と、どんと祭(さい)が行われました。年越祭では、普段、本殿奥に安置されている「ゴンゲンサマ」が拝殿に祀られ、八幡神楽保存会によるゴンゲン舞が奉納されました。また、この「ゴンゲンサマ」に頭を噛まれることで、災難や厄が払われるということから、集まった人たちは、ことし一年の健康などを願いながら頭を噛んでもらっていました。続いて八幡宮の馬場(ばば)では、門松やしめ縄などの正月飾りを、神前で焚きあげて送り火とし、神様を帰すどんと祭が行われました。山積みにされた正月飾りに火入れが行われると、勢いよく燃え上がり大きな炎に包まれました。焚きあげられた炎は「どんと火(び)」と呼ばれ、この火で餅を焼いて食べたり体を温めたりすると、この一年を無事に過ごせると言われています。参拝者は、餅を串に刺して、ことし一年の無病息災や家内安全を祈願しながらどんと火で焼いた餅を口にしていました。

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