2018年1月12日放送

松崎町で小正月伝承行事

松崎町では、きょう(12日・金曜日)、地域に住む子どもから大人まで一緒になり、古くから伝承されてきた小正月の行事を通して交流を深めました。この行事は、遠野市社会福祉協議会松崎支部が松崎町内5つの老人クラブとともに、子どもたちにみずき団子づくりや烏(からす)よばりなどの小正月行事を伝承し、地域伝統文化の振興と世代間交流を図ろうと毎年行っています。きょうは、松崎保育園の園児や白岩児童館の児童などおよそ90人の子どもたちが参加しました。初めに、子どもたちは、地域の人たちの手ほどきを受けながら餅つきに挑戦しました。餅をつき終わると、子どもたちは、楽しそうにみずき団子やまゆ玉を作り、総合福祉センターのホワイエに設置されたみずきの枝に一つずつ丁寧に飾りつけていました。色とりどりのきれいなみずきが完成すると、参加者全員で飾り終わったみずきを囲みことしの豊作や家内安全を願っていました。このみずきは、来週18日(木曜日)まで総合福祉センターに飾られるということです。続いて、子どもたちは、田んぼに見立てた雪に稲のかわりとなる松の枝をさして豊作を祈る「お田植え」と、農作物をカラスの被害から守ろうと願う「烏よばり」を体験しました。また、語り部の菊池タキさんによる昔ばなしを聞いたあとは、自分たちがついたお餅をみんなで食べ、交流を深めていました。

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