2017年12月27日放送

市民が市に書籍を贈呈

佐々木喜善の業績を多くの人に知ってほしいと、きのう(26日・火曜日)市民から遠野市に本が贈られました。きのう(26日・火曜日)書籍を贈るためとぴあ庁舎を訪れたのは、佐藤誠輔さんです。昭和3年に東穀町に生まれた佐藤さんは、県立遠野中学校を卒業後、市内小学校などに勤務し、遠野小学校の校長を最後に定年退職したあと、およそ20年に渡って遠野物語研究所の研究員を務めてきました。また、佐々木喜善の業績をより広く理解してもらうために、小中学生にも分かりやすい内容にした佐々木喜善の著書を出版していて、市内の小中学生を始め多くの市民に佐々木喜善の業績と昔話への理解を深めてほしいと、毎年、市内の小中学校をはじめ、図書館・市民センターなどに著書を寄贈しています。先月には、新訳遠野物語拾遺」を発刊した佐藤さん。あまり知られていない本に拾遺がある。拾遺は、遠野物語の続きで、両方合わせて初めて遠野物語と考えていいのではないか。それで、ぜひ拾遺の訳をやりたいと思った」と話しながら、市に新訳遠野物語拾遺」を115冊贈りました。受け取った本田市長はこれからも、遠野のこだわりの中でのまちづくりに全力をあげて取り組んでまいりたい。それが佐藤さんに対する1つの恩返しではないかと思っている」と感謝していました。なお、新訳遠野物語拾遺」は市内の小中学校などに贈られ、図書館と市民センター・各地区センターでも読むことができるということです。

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