2017年12月25日放送

無人航空機協定締結

災害発生時における無人航空機を活用した情報収集に関する協定締結式が先週金曜日(22日)、市役所本庁舎で行われました。遠野市が協定を結んだのは、上郷町の建設会社、栄組です。締結式では、両関係者立ち会いのもと、本田市長と栄組の佐々木孝彦代表取締役が協定書に調印しました。この協定の締結は、地震や風水害などの災害が発生する場合のほか発生するおそれがある際に、無人航空機を活用した情報収集に関して必要な事項を定め、災害応急・復旧対策の円滑な実施に役立てることを目的としています。栄組は、去年4月から無人航空機の事業に取り組み、資格を付与できるオペレーター2人と現場で従事できるスタッフを4人配置し、ことし4月には、遠野ドローンスクールを開校しています。今後、栄組は、災害発生時に市から無人航空機を活用した情報収集の要請を受けた場合、営業に支障がない範囲内で要請に協力していくことになります。実施方法などについては、市と協議を行った上で、被災状況や救助活動などに必要な情報を撮影し、市に画像を提供することにしていて、災害状況の全体把握や行方不明者の検索活動に役立てられるということです。なお、この協定は、来年3月31日までで、栄組が解除または変更の申し出をしない場合、毎年度1年間延長されるということです。

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