2017年12月19日放送

「我が事・丸ごと」地域づくり研修会

「我が事・丸ごと」の地域づくり研修会が、きのう(18日・月曜日)市役所本庁舎で開かれました。厚生労働省が、あらゆる人たちが共に支え合う「地域共生社会」の実現を掲げる中、遠野市では「福祉でまちづくり」を推進するため、『「我が事・丸ごと」の地域づくり推進事業』に取り組んでいます。この研修会は、地域に住む人たちが地域づくりを「他人事」から「我が事」とすることで、「地域共生社会」と「我が事・丸ごと」の地域づくりを実現していくため、関係者が連携して取り組んでいこうと開催されました。きのうは、社会福祉法人や介護保険事業所の職員などおよそ150人が参加し、基調講演とワークショップが開かれました。講演では、地域福祉分野の第一人者で、遠野市の「ハートフルプラン」策定にも携わった大橋謙策さんが「自分らしい地域での自立生活を支援する住民と行政の協働による地域共生」をテーマに講演しました。参加した人たちは、公的支援のあり方を、制度・分野ごとの「縦割り」を超えて「丸ごと」に転換する必要性を改めて認識し、遠野市の支援のあり方について模索していた様子でした。また、講演のあとにはワークショップが開かれ、集まった人たちは、市民が安心して暮らせるようなサービスとはどのようなものか、また、どういう仕組みでサービスを実現させたらいいかについて、グループごとにアイデアを出し合っていました。なお、今月から、遠野市社会福祉協議会の職員が「丸ごと相談員」として綾織地区センターと土淵地区センターに1人ずつ配置され、福祉分野を中心に市民の相談にのる体制をとっていて、来年2月には、青笹地区センターにも配置されるということです。

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