2017年12月1日放送

緑峰高校生 経済同友会賞受賞で準日本一

緑峰高校生産技術科の生徒たちによる研究文が全国のコンクールで準日本一となる経済同友会(どういうかい)賞を受賞し、その表彰式がきのう(30日・木曜日)緑峰高校の体育館で行われました。全校生徒が出席するなか、表彰を受けたのは、緑峰高校生産技術科3年の野菜・果樹研究班です。この度、生徒たちの研究文、「有機の力で蘇れ!〜遠野早池峰菜の普及拡大を目指して〜」が、産業教育振興中央会と経済同友会が共催する「専門高校生徒の研究文コンクール」で全国2位となる経済同友会賞を受賞しました。遠野の伝統野菜・遠野早池峰菜の研究は、平成18年度から続いていて、今年度は、有機栽培技術を導入し遠野早池峰菜の生産に取り組みました。研究では、有機栽培をすることで遠野早池峰菜の甘みに関与していることが分かったほか、産直で販売して地域にも普及する活動をしたということです。きのうは、経済同友会の岡野貞彦常務理事が緑峰高校を訪れ、本田市長も同席するなか、受賞した生徒たちに賞状と盾を授与しました。大きな拍手で称えられると、新田優貴班長が「自分たちの自信となる名誉ある賞をいただき大変感激しています」と賞に対する今の思いを話し、支援・協力してくれた多くの人たちに感謝の気持ちを述べていました。このあと、岡野常務理事から、受賞の大きな理由について、「遠野早池峰菜という伝統野菜に注目した研究が六次産業化に向けた取り組みとなっていることや、地域の再活性化に非常に大きな役割を担っていくことへの期待、専門高校が地域の再生に大きな役割を担っていて、それを実現していること」などと挙げ、生徒たちを激励しました。また、本田市長は、今回の受賞について、「さまざまな可能性に挑戦している生徒たちの姿を感じ、遠野の活力を市民や全国に示してくれている」と生徒たちにお祝いの言葉と感謝の気持ちを伝えていました。生徒たちは、晴れ晴れとした表情で、素晴らしい賞を受け取ったことを肌で感じている様子でした。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.