2017年11月29日放送

遠野市農林水産振興大会

「広めよう農業の可能性!」をテーマに、第9回遠野市農林水産振興大会が、きのう(28日・火曜日)、あえりあ遠野で開かれました。この大会は、農林水産業者の生産意欲を高める機会にと、農作業がひと段落するこの時期に遠野市農林水産振興協議会が開いていて、ことしで9回目となります。会場には、市内の農林畜産水産業者をはじめ、関係機関・団体などからおよそ200人が集まりました。大会では初めに遠野市農林水産業賞の表彰が行われ、他の模範となるよう農業振興に尽力した人に贈られる経営部門やむらづくり活動・文化部門など4部門で、22の個人と4団体が表彰されました。表彰の後、受賞者を代表して遠野わさび生産者協議会の佐藤昭悦会長が謝辞を述べました。また、きのうは、緑峰高校生産技術科3年の草花研究班による「ホップ和紙開発プロジェクト」についての事例発表も行われました。生徒たちは、これまで使ってきたホップの乾燥蔓(かんそうづる)を生蔓(なまづる)に変えたことで、漂白剤なしで白いホップ和紙の製作に成功したことを発表した上で、今後の思いを伝えていました。他にも大会では、先進的農業についての講演や、遠野市農林水産振興ビジョンに掲げる7項目の大会スローガンも確認され、集まった人たちは、来年へ向けた生産意欲を高めていました。

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