2017年11月22日放送

明日の遠野の環境を考えるフォーラム2017

明日の遠野の環境を考えるフォーラム2017」が、先週土曜日(18日)あえりあ遠野で開かれました。このフォーラムは、市民に環境問題を身近に感じてもらおうと、環境保全意識の啓発活動に取り組んでいる環境フロンティア遠野が毎年開いています。会場には、遠野らしさの再発見などを目的に行われた環境フロンティア遠野写真コンテスト」の応募作品が展示され、遠野らしさや遠野の時間を感じる写真の数々が展示されていました。フォーラムでは、初めに、市内小中学校環境に関する標語等コンクール」の表彰が行われました。今年度は、市内の児童生徒から標語が99点、ポスターが17点集まり、その中から、各部門で最優秀賞を受賞した6人に賞状が贈られました。続いて、環境フロンティア遠野写真コンテスト」の表彰では、上郷町で撮影した菊池英機さんの作品」が最優秀賞を受賞し、この日出席していた妻のユウさんに賞状が手渡されました。また、市内で環境保全活動を行い、その推進に顕著な功績のあった2つの団体が遠野市から表彰を受けました。このあとの基調講演では、遠野の自然環境を考える」をテーマに、綾織町にある虫のギャラリー館長の葛西四郎さんが遠野市内に生息する貴重な生物などについて話しました。参加した人たちは、葛西さんから次々と紹介される珍しい生物に興味が尽きない様子で、遠野が自然に恵まれていることやその自然を守っていくことで生きられる生物がいることを学んでいました。このほか、遠野東中学校2年生が取り組んでいる水質調査についての発表や遠野市母子寡婦福祉協会の活動事例発表がありました。このうち、遠野東中学校2年生の発表では、阿部光沙季さんと山ア太陽君が、学区内で行った水質調査の調査結果について昨年度と比較して川が汚れているところが多かったことを話し、感想を述べていました。参加した人たちは、中学生の発表を聞きながら、環境問題について改めて考えさせられていた様子でした。

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