2017年11月21日放送

介護補助講習会

高齢者を対象とした介護補助講習会がきょう(21日・火曜日)、青笹町のふれあいプラザで開かれました。この講習会は、人手不足が懸念される介護業界において、一人でも多くの高齢者に就業に必要な技術や知識を身に付けてもらい活躍の場を広げようと岩手県シルバー人材センター連合会が開きました。きょうの講習会では、在宅で介護をしている人など8人が参加する中、遠野長寿の郷の生活相談員松田学さんを講師に午前中は介護についての座学と午後は車いすの操作といった実技体験が行われました。午前中の座学で講師の松田さんは、利用者個人の尊厳を保持し、一人一人がその人らしい生活を継続できるようにすることが介護の目標と示したうえで、介護のベースとなる考え方についても話していました。ほかにも午前中は、より知識を深めてもらおうと、介護保険制度や介護サービスの種類、認知症などの説明もされていました。また、午後は車いすの操作や寝たきりの人の起こし方など介助方法を学ぶ実技体験が行われました。参加者たちは、実際に介護する方と介護される方に分かれ、介助方法を実践しながら基礎的な知識や技術などに理解を深めた様子でした。なお、遠野市シルバー人材センターでは、今後も高齢者が活躍できるよう、様々な講習会を開いていくということです。

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