2017年11月20日放送

遠野北小学校の児童が炭焼き体験

先週金曜日(17日)、松崎町にある薪の駅」で、遠野北小学校の4年生が遠野伝統の炭焼きを体験しました。遠野北小学校の4年生48人は、ことし4月から総合的な学習の時間などを使って、遠野の自然環境や昔の暮らしについて学んでいます。先週金曜日には、松崎町の忍峠にある作業場薪の駅」で、森林資源の活用の仕方や昔の人たちの暮らしの工夫を知ってもらおうと遠野伝統の炭焼きを体験しました。講師は、遠野市内で森林保全活動などに取り組んでいる、遠野エコネットの千葉和代表や北上市の炭窯元楽炭の千田淳代表が務めました。作業を始める前に児童たちは、千田代表からおよそ76パーセントの森林で占められている岩手県は、製鉄文化の発展にも恵まれ明治28年ころから木炭の生産量が日本一であることを教えてもらいました。そして、この後、4つのグループに分かれて丸太切りや薪割り、炭切りといった炭焼き体験に挑戦しました。また、児童たちは、実際に炭窯の中に入って、およそ1カ月前に仕込まれ完成したばかりの炭を取り出し、およそ30センチの長さに切る炭切りも体験するなど、体全体を使いながら遠野伝統の炭焼きに理解を深めていました。なお、今後、4年生の児童たちは、これまで学習を進めてきた遠野の自然環境や昔の暮らしについてまとめに入るということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.