2017年11月17日放送

台湾スーパーマーケット商談会

台湾の高級スーパー「裕毛屋(ゆうもうや)」の社長が、来年の物産展開催を前に遠野市を訪れ、きのう(16日・木曜日)あすもあ遠野で商談会が開かれました。遠野市を訪れたのは、安心・安全で自然や健康を追求し日本の商品も多く取り扱う台湾の高級スーパーマーケット「裕毛屋」の謝明達社長です。謝社長は、商談会の前に緑峰高校を訪れ、伝統野菜の早池峰菜などを栽培しているビニールハウス、りんご畑などをまわりました。謝社長からは「早池峰菜を餃子の皮や具に混ぜると子どもも食べやすくなり栄養もとれる」などと六次産業化のさまざまなアイデアが出され、案内していた先生たちは感心しながら今後の更なる展開に向けて意欲を高めていました。また、生徒たちが丹精込めて作ったりんごを試食すると、謝社長は、糖度の高さに驚きながらおいしさを絶賛し「高校生の気持ちを台湾に届けたい」と高校生たちの頑張りを称えていました。続いて、あすもあ遠野を会場に開かれた商談会には、遠野市内6社を含め岩手県内の13社が、それぞれの自慢の品を持ち寄りました。謝社長は、商品の説明を受けながら試飲・試食し、味・品質の良さなど各企業のこだわりに感心しながらも、ラベルの大きさや位置などさらに商品をより良くするためお客の目線に立ったアイデアを出しながら各企業の人たちと意見を交わし、有意義な時間を過ごしていた様子でした。なお、今回の商談会で商談が成立した商品は、台湾の旧正月「春節(しゅんせつ)」である来年2月に裕毛屋の各店舗で開かれる物産展に出品されるということです。

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