2017年11月14日放送

いわてユネスコ賞文化賞表彰

鱒沢小学校の獅子踊りが第22回いわてユネスコ賞を受賞し、きのう(13日・月曜日)表彰式が行われました。いわてユネスコ賞は、県内の児童生徒の特別活動などユネスコの目的に沿い、他の模範になると認められる活動を表彰するもので、岩手県ユネスコ協会連盟が毎年行っています。今年度は、鱒沢小学校を含め、県内の1個人・10団体がいわてユネスコ賞を受賞しました。鱒沢小学校では、中学校で行われていた獅子踊りを小学校でも伝承していこうと、鱒沢獅子踊保存会の指導のもと昭和54年から郷土芸能学習として獅子踊りの学習を続けています。児童たちは、運動会での披露に向けて授業以外の休み時間にもパートごとに集まって自主的に練習したり、上級生が下級生に踊りを教えたりと、積極的に活動をしているということです。また、獅子頭のカンナガラの取り付けなどを児童たちが自ら行ったり、はんてんを地域の人たちが縫製したりと、地域全体での学習活動を展開していて、総合的な学習では、踊りの歴史について調べ地域の伝統を守り引き継いでいく心構えも育まれています。これらの活動が評価され、きのうは、遠野ユネスコ協会の遠山豊会長から全校児童41人を代表して4人にいわてユネスコ賞文化賞の賞状と盾が贈られました。なお、6年生から下級生に獅子踊りの伝統を引き継ぐ鱒沢小学校の獅子踊り引き継ぎ会」は、来年2月20日に予定されているということです。

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