2017年11月10日放送

市内の工場で避難訓練

市内の工場の避難訓練と遠野消防署隊の火災防ぎょ訓練がきょう(10日・金曜日)実施されました。きのう(9日・木曜)から来週水曜日(15日)までの7日間は、秋季全国火災予防運動」期間となっています。きょう、松崎町にあるワイ・デー・ケー東北工場では、この運動に合わせた避難訓練などが行われました。1号棟の2階にある作業場から出火したという想定で進められた訓練には、従業員185人が参加。非常ベルが鳴ると、従業員たちは屋外に避難していました。これと平行して、自衛消防隊と遠野消防署隊による放水訓練が行われ、火災が拡大しないよう遠野消防署隊が通報を受けて到着する前からいち早く自衛消防隊が小型ポンプを使って消火作業を始めていました。また、火災により従業員が負傷したと想定し救護係が負傷者を屋外に避難させる救護訓練もあり、従業員と消防署隊が協力し合いながら全体の訓練に励んでいました。このほか、消火器について、消防職員から外では、火や煙が自分にかからないよう風の向きを確認すること、屋内では、火や煙で周りが見えなくなることから使う前に逃げ道を確認すること」などと取り扱う上での注意点などが説明されると、従業員たちは、風の向きなどを確認し実際に消火器を使って訓練していました。終わりに、遠野消防署の三松丈宏副署長は、火災発生から避難完了まで短い時間でできていた。避難したあとも従業員の人数を把握し報告していて、良い訓練だった」と講評していました。遠野消防署によりますと、ことしに入ってから市内での火災は19件発生していて、建物火災や枯れ草焼きによる火災が多いことから、火災予防に十分努めてほしいと呼びかけています。

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