2017年10月23日放送

コンチェルトを通じて学ぶ 遠野カンタービレ

遠野の中高生が、大学生やプロと一緒に自分たちの手で新しい曲作りにチャレンジするワークショップコンチェルトを通じて学ぶ遠野カンタービレ」が、先週土曜日(21日)遠野みらい創りカレッジで開かれました。このワークショップは、遠野の中高校生や大学生、プロなど皆で遠野協奏曲」をつくるためのアイデアを出し合うことで、関わる人全員がふれあうように学び成長する場をつくろうと、遠野みらい創りカレッジが今回初めて開きました。この日は、遠野高校や遠野東中学校の生徒7人と、音楽を通して社会と繋がろうと東日本大震災をきっかけに誕生したMotherEarthProject」のメンバー3人、そして、特別ゲストとして、世界で活躍している馬頭琴奏者のセーンジャーさんが参加しました。ワークショップでは遠野協奏曲」をつくるため、遠野の魅力を再確認しながらどんな曲にしたいかアイデアを出し合いました。また、この日は、セーンジャーさんとMotherEarthProject」のメンバー、中学生が即興でセッションする場面もあり、会場に集まった人たちは美しい音色に感激していました。今後は、この日出されたアイデアをまとめ、来年6月に、楽器を奏でながら曲の方向性を探っていく場を遠野みらい創りカレッジで設ける予定となっています。遠野の中学生や高校生と交流を深めたセーンジャーさん。きのう(22日・日曜日)は、あえりあ遠野でコンサートを開き、幸福を呼ぶ楽器、草原のチェロ馬頭琴」の音色を響かせた様子が届きました。コンサートでは、モンゴルの自然や大草原の地平線の彼方から広がる朝日の光をイメージして作られた曲、また、馬頭琴誕生の伝説スーホーと白い馬」の物語にセーンジャーさんが書いた曲などが演奏されました。会場は、馬頭琴の優しい音色に包まれたということです。

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