2017年10月19日放送

新入生フォローアップ研修

今年度、市内の事業所に採用された新入社員を対象にしたフォローアップ研修がきのう(18日・水曜日)、市役所本庁舎で開かれました。このフォローアップ研修は、職業人に求められる役割や基本スキルなどの段階を踏んだ研修を行うことで、将来的に市の地域産業を担う人材を育成しようと遠野市が毎年この時期に開いています。きのうは、市内の19事業所から45人が参加する中、遠野職業訓練協会の事務局長川原恵美さんを講師に「これから必要とされるコミュニケーション能力の開発」をテーマとした研修が行われました。初めにコミュニケーションを取る第一歩として、参加者たちが「おいしいもの」や「行ってみたい所」などそれぞれ描いた絵を見せ合いながら8つに分かれたグループ内で自己紹介をしました。また、ことし4月から半年間、新入社員として働いてきた振り返りのほか、自分のコミュニケーション能力が分かるチェックシートを基に、コミュニケーションに対する考え方について互いに意見を出し合っていました。講師を務めた川原さんは「自分の意見を伝える上で大事なのは、相手の意見をきちんと受け止めながら自分の意見を伝えていくようにすると相手も受け取りやすくなる」とアドバイスしていました。参加した新入社員たちは、川原さんの研修を通じて相手に考えを伝え、互いに理解し合うために必要となるコミュニケーションの大切さについて考えていた様子でした。なお、きのうの研修会の後は、交流会も開かれ、業種や職種が違う仲間同士で、一層のコミュニケーションが図られたということです。

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