2017年10月9日放送

全国わさび生産者大会

51回目となる全国わさび生産者大会と、32回目となる全国わさび品評会が、先週5日(木曜日)から3日間、遠野市を会場に開催されました。全国わさび生産者大会は、全国のわさび生産者が一堂に会することで、連携と技術交換、生産意欲の高揚と消費の拡大を目的に3年に1回開催されていて、遠野市での開催は、平成元年に旧宮守村で開催されて以降2回目となります。先週5日(木曜日)には、全国わさび品評会の審査会、6日(金曜日)には、全国わさび生産者協議会の通常総会と生産者大会式典・記念講演、7日(土曜日)には、遠野市内のわさびほ場の視察が行われ、わさび生産者など全国各地からおよそ280人が遠野を訪れました。全国わさび品評会には、根わさびの根茎の部」に160点、畑わさびの丸掘の部」に21点の応募がありました。丸掘の部には、今回初めて遠野市からも2点出品されたということです。先週6日(金曜日)の午前中には品評会に出品されたわさびの展示会が開かれ、会場に訪れた人たちは、写真に撮るなどしながらじっくりと見ていました。このあと、午後からは市民センター大ホールで全国わさび生産者大会の式典と記念講演が行われました。式典では、全国わさび品評会の表彰式が行われました。形のバランスや色などの外観と食味によって審査された結果、遠野市からは4人が表彰されました。全国3位となる特賞の岩手県知事賞には、根茎の部で福地孝市さんが受賞しました。優秀賞の遠野市長賞には、根茎の部に出品した佐藤寛之さんが受賞しました。奨励賞の実行委員長賞には、多田嘉一さんと木戸口久美子さんが受賞しました。続いて、医学博士の板倉弘重さんがわさびの健康効果」について講演しました。なお、全国わさび生産者協議会の通常総会では役員の改選が行われ、岩手県わさび生産者協議会の会長を務める多田嘉一さんが副会長に選任されたということです。

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