2017年10月4日放送

あすチャレ!School開催

明日へのチャレンジ」をあすチャレ!」と略し、子どもたちがパラリンピック競技を体験する特別授業、あすチャレ!School」がきのう(3日・火曜日)、遠野北小学校で開催されました。岩手県内では初となるあすチャレ!Schoolは、子どもたちがパラリンピック競技を体験することを通じて、障がいについて理解を深めてほしいと、日本財団パラリンピックサポートセンターが去年から全国の小中学校、高校で開催しているものです。また、今年度は、東京オリンピック・パラリンピックの機運を高めようと実施されていて、きのうは、遠野北小学校の5・6年の児童111人が車いすバスケットボールに挑戦しながら障がいについて学びました。講師は、シドニーパラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表キャプテンで、日本パラリンピック委員会運営委員の根木慎志さんが務めました。特別授業で初めに根木さんが児童たちに車いすバスケットボールの楽しさを知ってもらおうと、デモンストレーションを行いました。この後早速、児童たちは、競技用の車いすに乗りこんで、東京パラリンピックの正式種目になっている車いすバスケットボールに挑戦です。児童たちは、初めての競技用車いすの操作に苦戦しながらも必死にボールを追いかけていました。また、児童たちのほかにも根木さんのリクエストで、中浜教育長や遠野北小学校の先生なども試合に参加するなど、体育館には、大人から子どもまで車いすバスケットボールを楽しんでいる歓声が響き渡っていました。そして、あすチャレ!Schoolの最後は、根木さんの講話です。根木さんは、高校3年生の時、突然の事故で脊髄を損傷した経験の中から、これからの生き方や何事にも挑戦していく大切さなどを児童たちに伝えていました。このあすチャレ!Schoolを通じて、児童たちは、パラリンピック競技の楽しさや障がいに対する理解を深めた様子でした。なお、あすチャレ!Schoolですが、きょうは、宮守小学校でも開催されたということです。

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