2017年10月2日放送

遠野市市制施行12周年記念式典

平成17年10月に新しい遠野郷の創造を目指して新遠野市が誕生してから12周年を迎えました。それを記念し、市勢振興に多大な貢献をした人たちに対する功労者表彰式が、きのう(1日・日曜日)あえりあ遠野で行われました。きのうは、市議会議員や市内の各団体の代表者など、およそ150人が出席しました。式辞で、本田市長は受賞される皆さまのご功績の陰には、ご家族や地域の皆さまの並々ならぬご理解とご支援があったものと心から敬意と感謝を申し上げます」と述べていました。続いて、40個人・13団体に対する表彰が行われました。このうち、市勢振興功労者表彰では、4人が表彰を受けました。遠野町の河野好宣さんは、旧遠野市議会から19年余りにわたって遠野市議会議員として在職、平成18年から4年間市議会議長の要職に就き円滑な議会運営を図り、市民福祉の向上と市政の発展に多大な貢献をしました。さらに、協同組合遠野商業開発代表理事など多数の要職を歴任し、商業振興による中心市街地活性化の推進に尽力したとして表彰されました。宮守町下鱒沢の菊池一勇さんは、旧宮守村議会議員、遠野市議会議員として19年余りにわたって在職、平成11年から6年間旧宮守村議会議長の要職に就き、円滑な議会運営を図るとともに市民福祉の向上と地方自治の発展に多大な貢献をしました。また、花巻農業協同組合理事を務め、遠野市の基幹産業である農林畜産業の振興に尽力するなど、市勢の振興に寄与しました。新穀町の菊池榮子さんは、平成4年の世界民話博IN遠野を契機に、遠野を代表する民話の語り部の一人として情緒豊かな語りで観光客などを魅了し続けています。また、語り部教室で指導するなど、民話の保存と継承に尽力し、民話のふるさと遠野の文化向上と観光振興に尽力したとして表彰を受けました。綾織町の葛西四朗さんは、長年にわたり市内の小中学校・児童館などにおいて水生生物調査の指導を行い、水辺の環境を通じた環境教育に積極的に取り組み、環境保全の意識醸成に努めました。さらに、6年にわたって遠野市環境審議会の初代会長を務め、自然環境と人間生活が調和」する社会の推進・発展に尽力したとして表彰されました。続いて、特別表彰では、ふるさとに伝わる遊びや絵本の読み聞かせ、遠野の民話を題材にして自主制作した大型紙芝居の実演など、ボランティア活動を精力的に実践し児童福祉の向上に寄与したグループわらべ」と、遠野の民話の世界を過去のものとしてではなく次の世代につなげることを目的に、遠野の木材を使用したユニークな知育玩具を製作し、産業と文化の振興に寄与した合同会社もくもく絵本研究所」の2団体が表彰を受けました。表彰のあと、受賞者を代表して、市勢振興功労者表彰を受けた河野好宣さんがあいさつをしました。会場に集まった人たちは、表彰を受けた人たちへ称賛の拍手を送り、遠野市の更なる飛躍へと気持ちを一つにしていました。

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