2017年9月27日放送

伊能嘉矩生誕150年記念講座

遠野出身の台湾人類学者伊能嘉矩生誕150年を記念しての生涯学習講座が、先週土曜日(23日)市立図書館の視聴覚ホールで開かれました。この講座は、伊能嘉矩生誕150年と遠野市教育文化振興財団合併5周年を記念して開かれ、市内外からおよそ50人が参加しました。講座は、伊能先生が愛した台湾、台湾の人々が愛している伊能嘉矩」と題し、岩手めんこいテレビのプロデューサー工藤哲人さんが講師を務めました。工藤さんは、台湾人類学の基礎を築き功績を残した伊能嘉矩が120年前に192日間かけて踏査したルートを、ことし、9日間かけて実際に取材し、その内容や裏側を話しました。話しの中で、工藤さんは、伊能が研究した台湾原住民族など取材を通して分かった現在の状況を話しながら、実際に台湾の人々から聞いた日本に対する思いについても触れていました。講座に参加した人たちは、伊能嘉矩を通して、台湾の人々との今後の関わり方についても思いを深めていた様子でした。

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