2017年9月27日放送

「マモ、心のメッセージ」展

とぴあ2階の市役所前通路では、現在、マモ、心のメッセージ」展が開催されています。このメッセージ展は、骨髄バンクの意義や大切さ、そして、悩みを抱えている人たちがメッセージに共感することで少しでも前向きになってほしいと骨髄バンクを支援するやまがたの会遠野支部」が開いています。黒いペンで画用紙いっぱいに記されたメッセージ、これらは、山形県に生まれ、17年と40日という時間を生きた小野寺守さんが、白血病と戦いながら不安や孤独、明日を夢見る気持ちなど、素直な思いを病室で書き綴った16歳の心のメッセージ」です。守さんが急性リンパ性白血病と宣告を受けたのは、平成2年5月、中学2年生の頃でした。発病当時、白血病は、少ない症例の骨髄移植治療以外は不治の病と考えられており、国内に骨髄バンクはなかったといいます。その後、日本骨髄バンクが初の骨髄移植を行ったのは、守さんが天国へ旅立った3か月後のことでした。きのう(26日・火曜日)は、守さんの母であり骨髄バンクを支援するやまがたの会」会長を務める小野寺南波子さんも会場を訪れていました。小野寺さんは、平成10年から全国各地を訪れてこのメッセージ展を開催していて、血液疾患と戦う人たちを救える手立てとなる骨髄バンクについて知ってほしいと呼びかけていました。マモ、心のメッセージ」展は、今週土曜日まで、とぴあ2階市役所前通路で開催されています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.