2017年9月25日放送

岩手県地域婦人大会遠野大会

岩手県内の婦人団体協議会が一堂に集まる岩手県地域婦人大会が先週金曜日(22日)、14年ぶりに遠野市を会場に開催されました。勇壮な板沢しし踊りがオープニングを飾った第61回岩手県地域婦人大会遠野大会は仲間をふやし、今こそ婦人会」、笑顔ひろがる組織を目指して、をテーマに開催され、県内の37婦人団体協議会からおよそ820人が参加しました。開会行事で、主催者の岩手県地域婦人団体協議会の瀬川愛子会長が地域の女性が手を結び、多くの仲間を増やし信頼される地域婦人会として更なる飛躍をしたい」とあいさつしました。続いて、遠野市地域婦人団体協議会の海老糸子会長は、この大会が、県内各地域からいらした会員の皆様に、私たちのおもてなしの心と一緒に良い思い出となれば嬉しいです」と、歓迎の言葉を述べました。この後、本田市長による遠野市の後方支援活動についての講演や前大船渡市長で、岩手県遺族連合会の甘竹勝郎会長による大切な命」と題された講話が行われました。このうち、甘竹会長は、自然災害」と戦争」の二つに分けて、講話を進めていき、自然災害」では、東日本大震災直後の大船渡市で撮影された押し寄せる津波の様子を見せながら、命の尊さを伝えていました。さらに戦争」の話しに入ると、自身が1歳のころに戦争で父を亡くした戦没地のフィリピンを訪れた時の様子や思いを伝えながら、戦争は絶対にダメです」と強く訴えていました。また、大会では、遠野市民センターバレエスタジオのメンバーが、華麗なバレエを披露し、華を添えていました。なお、岩手県内の婦人団体協議会が一堂に会した、岩手県地域婦人大会遠野大会の終わりには、笑顔ひろがる魅力ある組織づくりに力を注ぎ、次世代へ繋げるよう共に努める」などと大会宣言が採択されています。

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