2017年9月18日放送

アメリカ・チャタヌーガ市と姉妹都市締結

長年にわたって交流を育んできたアメリカのチャタヌーガ市と遠野市が、この度、姉妹都市を結ぶこととなり、先週金曜日(15日)、本庁舎で締結式が行われました。チャタヌーガ市は、アメリカ合衆国テネシー州東部に位置し、人口は、およそ17万人で、テネシー川の豊かな流れと自然に囲まれた美しい街です。平成8年には、米大統領賞として持続可能な開発する街」の表彰を受け、全米で住みたい街に選ばれるほどの街となっています。遠野市とチャタヌーガ市は、平成2年度、国際化時代にふさわしい人材の育成を目的に始まった高校生交流をきかっけに、その対象を、中学生や一般市民に拡大しながら27年にわたって相互交流を深めてきました。そして、チャタヌーガ・遠野両市民の交流の機運が高まり、一昨年の平成27年7月、チャタヌーガ市長から姉妹都市締結を望む親書が寄せられたあと、去年、チャタヌーガ友好訪問団が遠野に訪れた際に申し出を受け、今回の締結式の運びとなりました。先週金曜日の締結式には、アンディー・バーク市長と本田市長のほか、チャタヌーガ市友好訪問団や遠野市議団、そして交流事業に参加したことのある市内の中高生などおよそ200人が出席し、姉妹都市の締結が行われました。アンディー・バーク市長と本田市長が固く握手を交わしたあと、それぞれからあいさつがありました。アンディ・バーク市長は、私たちは遠野市との関係をより深くするために来ました。今後の交換留学を強化していくとともに、文化・教育・経済においてより深い関係を作っていけることを期待しています。」と話していました。また、本田市長は、姉妹都市の締結を機に、中高生を中心とした市民交流のさらなる発展と経済や文化交流にも取り組んでいきたい」とそれぞれ今後さらに交流が深まっていけることを期待していました。また、これまで、遠野市の中高生の受け入れなどに尽力してきたルイーザ・メシッチさんが、遠野名誉親善大使に任命されました。本田市長は、ルイーザさんに、これまでの感謝の気持ちと今後もチャタヌーガ市と遠野市の交流の架け橋としてお願いしたい気持ちを伝え、遠野名誉親善大使の盾を手渡しました。夫のラリーさんも隣に寄り添いながら、ルイーザさんは、涙をうかべて感激していた様子でした。最後に、ルイーザさんとラリーさんには、花束が贈られました。なお、遠野市の名誉親善大使として任命されるのは、イタリア・サレルノ市の人に続いて、ルイーザさんが2人目ということです。チャタヌーガ市と遠野市は、これらを経て、今後さらに交流を発展させていくことを約束していました。また、締結式のあと、3階の展望ロビーに場所を移して、意見交換が行われました。ここでは、新しい遠野市役所本庁舎の話題や持続可能なまちづくりなどについて意見を交わしながら、終始、和やかな時間を過ごしていた様子でした。

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