2017年9月11日放送

新しい議場で市議会一般質問始まる

9月市議会定例会の一般質問がきょう(11日)から始まり、4人の議員が質問に立ちました。きょうは、東日本大震災の月命日に当たることから、開会の前に黙祷が捧げられました。一般質問には、萩野幸弘議員、小林立栄議員、佐々木大三郎議員、菊池美也議員の4人が登壇し、ふるさと納税対策や子育て支援の充実などについて市の考えをただしました。このうち、遠野ふるさと公社の決算状況について、遠野ふるさと公社が指定管理する伝承園・遠野ふるさと村・たかむろ水光園・遠野風の丘の4施設の平成28年度の利用者総数は102万人で、震災前の平成22年度と比較すると17%減少。また、昨年度の収入総数は7億4000万円で、収支では818万9000円の黒字になったということです。こうした中、本田市長は、台湾を含めたインバウンドは確実に数字となって現れてきていることに触れ遠野ふるさと公社全体で連携をとり、各施設の良さ・強み・弱みをしっかりと位置づけながら、地域商社としての役割を果たしていきたい」と述べました。また、遠野風の丘の機能充実整備計画について、連休やお盆などのピーク時に対応できる規模の駐車場の拡張と、新たな出入り口を恒久的に整備し、改善を図ることや、一時避難にも活用できる(仮称)防災館の新設を計画しているということです。店舗エリアの通路幅や売り場面積が狭いなどの課題に対しては、既存建物の改修を実施し、売り場面積や通路幅を拡張させ、新たに(仮称)産業振興拠点施設を建設して来場者のトイレやレストランなどの機能を充実することにより改善を図るとしています。この(仮称)防災館は、平常時にはバス利用者などの団体客の休憩と食事の提供ができるスペースや、子ども連れの利用者にも対応できるスペースを有する施設を想定しているということです。本田市長は風の丘の中に防災機能も併せ持ち、平常時と非常時を使い分けるという構想を検討している。オール遠野で知恵を出し合い、貴重な財源を引き出すことができないか議論を重ねていきたい」と述べていました。また、公共施設への冷水器の導入について本田市長は子どもや高齢者の方々の熱中症対策に十分意を用いるような整備も対応していかなくてはならない。衛生面をきちんとフォローしながら、環境整備と対策を考えていきたい」と述べました。さらに、学校施設への冷水器導入について中浜教育長は学校施設は一般開放で多くの市民に利用いただいており、学校の体育館は、災害時における避難所としての役割も兼ねていることから、避難所運営に係る防災担当部署と協議・検討いたします」と述べました。市議会定例会はあす(12日・火曜日)も一般質問が行われ、4人が質問する予定となっています。

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