2017年8月31日放送

新しい『遠野物語』を創るプロジェクト課題探究始まる

遠野高校でおととい(29・火曜日)新しい「遠野物語」を創るプロジェクトの課題探究が始まりました。このプロジェクトは、グローバルな視点に立って地域の課題を解決し持続可能な地域の創生を担う人材の育成を図ろうと、今年度から遠野高校で総合的な学習の時間を活用し取り組まれています。これまで、生徒たちは、4回開かれた講演会のなかで、遠野の歴史やまちづくりなどについて携わっている人を講師として迎え、知識を深めてきました。そして、今回から、市の職員や遠野の資源を活用して起業する人たちが集まったネクストコモンズラボのメンバーなどを迎え、1・2年生がテーマごとに分かれて活動を進めています。テーマは12あり、「遠野の未来地図づくりまちなか編」や「地域資源を活かした雇用創出」「『発酵と街と私』プロジェクト」など、内容はさまざまとなっています。このうち、「発酵」について学ぶグループでは、生徒20人とネクストコモンズラボメンバーが一緒になって食生活の見直しも含めながら遠野の食文化などについても学んでいくことにしています。初回のおとといは、生徒たちが発酵食品を持ち寄り、まずは、自己紹介を兼ねて一人一人発酵で思いつく物について挙げていきました。このあと、発酵に関係する代表的な微生物や身近にある発酵食品の味噌の成分について学んだり米こうじを触ったり食べたりして発酵を体感していました。課題探究は、この日を合わせて全5回予定されていて、発酵がテーマのこのグループでは、次回、遠野を訪れているイタリアの人から海外の発酵について話しを聞くことになっています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.