2017年8月30日放送

市長記者懇談会

本田市長は、きのう(29日・火曜日)開いた記者懇談会で、今年度の遠野市一般会計補正予算案の概要などについて発表しました。本田市長は、今年度の遠野市一般会計補正予算案について、歳入歳出にそれぞれ1億9280万2000円を追加し、予算の総額を185億5035万6000円と発表しました。主な内訳は、新規として、遠野東工業団地のおよそ30haを取得し、造成にかかる予算として1135万円。附馬牛児童館の新築と附馬牛保育園の改築工事に伴う、旧附馬牛小学校の高学年棟と屋内運動場および旧附馬牛診療所の解体工事請負費としておよそ1億380万円などとなっています。なお、一般会計補正予算案は、9月8日(金曜日)から開会する9月市議会定例会に提出することになっています。また、本田市長は、去年12月に策定した第2次遠野市総合計画前期基本計画において、市民主体の視点に立った行政運営を進めるため、計画の進み状況を分かりやすく数値で示した「まちづくり指標」の昨年度の実績について発表しました。まちづくり指標の昨年度の達成状況は130指標のうち108指標、83%が概ね達成され、本田市長は「まずまずの結果を得ることができた」と話していました。未達成の22指標については、台風10号被害の外的要因によるものが1指標、市民との連携や啓発の取り組みが不足したなど内的要因によるものが21指標で、これらについては更に分析し、今年度の着実な推進を図っていくということです。また、ことしのお盆期間の市内12の主要観光施設の入込者数はおよそ7万3000人で、前年並みの入り込みであったと発表がありました。ことしは天気に恵まれず、観光施設へ足を運びづらい気象状況でしたが、イベント企画など各施設の努力により、前年の入り込み数に近づけることができたということです。さらに、市では今年度から、カッパ淵・五百羅漢・高清水に無人カウンターを設置していて、今後の観光振興への参考材料としていきたいとしています。また、中浜教育長からは、緑峰高校農業クラブなどの全国大会出場について発表がありました。ホップ和紙開発研究プロジェクトに取り組む緑峰高校の草花研究班は、今月19日(土曜日)に北海道で開催されたコカ・コーラ教育・環境財団が主催する「第24回コカ・コーラ環境教育賞」の「次世代支援部門」において、最優秀賞を受賞したということです。さらに、緑峰高校草花研究班は、先週木曜日(24日)から青森県で2日間開かれた日本学校農業クラブ東北連盟大会でも最優秀賞を受賞し、10月に岡山県で開催される全国大会に出場するということです。

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