2017年8月22日放送

土淵まつり

毎年恒例の土淵まつりがおととい(20日・日曜日)、土淵地区センターを会場に盛大に開催されました。土淵まつりは、町民の親睦を深めるとともに土淵の郷土芸能を伝承していくことを目的に、町内にある学問と水の神様を祀る倭文神社の例大祭に合わせて、毎年この時期に開催されています。会場には、町内の行政区や団体による出店が並び、田楽コーナーや遠野でとれたヤマメを使った料理のほか、新鮮な海の幸などで訪れる人を迎えていました。はじめに、倭文神社の神輿を担いだ子どもたちが会場の土淵地区センターに元気よく入場すると、土淵保育園の園児たちが「そーらー音頭」を披露し、オープニングを飾りました。このあと、神事が執り行われ、代表者が玉串を奉納すると、会場を訪れた人たちも一緒に手を合わせて学力向上などそれぞれの思いを願っていました。また、園児に続くオープニングとして、土淵小学校の児童が子ども語り部を披露し、会場に花を添えました。子どもたちの発表に会場は和やかムードとなる中、土淵まつり実行委員会の立花延尚実行委員長が、町内の人たちに感謝の気持ちを伝えるとともに、「町民がより一層強い絆で結ばれることを願っています」と開会の言葉を述べました。今回で16回目となった土淵まつりには、都市間交流で遠野に来ていた愛知県大府市の子どもたちも会場を訪れ、このあとの舞台を楽しんでいました。舞台では、遠野東中学校の生徒や土淵町の郷土芸能団体が出演したほか、餅まきなども行われました。遠野東中学校吹奏楽部では、話題の曲や馴染みの曲などを披露しました。また、中学校再編以降学校で取り組んでいる東中ソーランを、今回、土淵まつりのために土淵・青笹・上郷から有志が集まって、力強い踊りで会場を盛り上げました。続いて行われた餅まきも、子どもから大人まで大勢の人が参加して大盛況となりました。そして、土淵町にある5つの郷土芸能団体がそれぞれ踊りを披露しました。町民総参加でことしも行われた土淵まつりには、町民と観光客を合わせておよそ900人が会場を訪れたということです。

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