2017年8月18日放送

法政大学生「とおのむすび」を開催

法政大学の学生が、遠野駅前を盛り上げようと、先週月曜日(7日)からバス待合所の一角にコミュニティサロン「とおのむすび」を開設しています。法政大学現代福祉学部は、遠野市と連携協定を結び、平成16年から10年以上にわたって学生インターンやゼミ合宿などさまざまな活動を通して遠野との交流を続けています。今回「とおのむすび」を開設したのは、遠野でまちづくりプログラムを進めている法政大学現代福祉学部保井ゼミナールの2・3年生を中心とした学生たちです。学生たちは、1年間を通して駅前の活性化、伝統芸能の継承、民泊を使ったまちづくりの3つを中心に、遠野ならではのまちづくりについて検証しているということです。このうち、駅前の活性化について検証しているチームでは、「とおのむすび」が遠野駅やバスの利用などで立ち寄る人たちのほっと一息がつける場所になれるよう、お茶を出したり夏休み中の小学生に勉強を教えたりするなどして交流を深めるとともに、遠野の魅力や駅前についての意見など聞き取り調査も行っています。また、現代福祉学部ならではの観点から、高齢者や障がいをもった人にも優しいバリアフリーのまちづくりについての聞き取りもしています。学生たちは、来週金曜日(25日)まで「とおのむすび」を開設し、聞き取りした内容を大学に持ち帰り、どんな駅前にしたら喜ぶか分析をしながらまとめ、卒業論文に盛り込んだり遠野市へ提案したりしていく予定です。なお、学生たちは遠野納涼花火まつりのボランティアをするなどさまざまな活動をしていることから、「とおのむすび」を留守にする場合もあるということです。

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