2017年8月11日放送

総合教育会議

今年度2回目となる遠野市総合教育会議がきのう(10日・木曜日)とぴあ庁舎で開かれました。この会議は、市長と教育長、教育委員で構成され、遠野市と教育委員会の連携を図り、重要な教育課題についての協議・調整を行います。きのうの会議には、本田市長や中浜教育長、教育委員などおよそ30人が出席しました。はじめに、中高連携サポート室から、「高校再編を考える市民会議」による署名活動や高校進学に関する意識調査、遠野高校・緑峰高校の魅力を紹介するビデオについて報告がありました。このなかで、「高校再編を考える市民会議」による署名活動については、今週8日(火曜日)現在で5984人の市民から署名が集まっていると報告がありました。また、この署名は、今後も増える見込みということです。このあと、『「学力向上対策」推進の成果と課題〜これからの5年を考える〜』をテーマに、意見が交わされました。教育委員会事務局からの説明によりますと、市内の小中学校の学力は、平成25年の中学校再編後、5年間の取り組みのなかで徐々に改善してきていて、ことし4月の調査では、大きな成果が見られたということです。これまでの成果と課題点を踏まえたうえで、視点を再吟味しながら授業改善と合わせ家庭学習の時間を確保することなど、これからの5年に向けた方向性が示されました。委員からは、さまざまな意見が出されたなかで、「学校や先生だけでなく、地域や家庭などと連携をしながら、それぞれの役割を果たしていくことが今後重要になってくる」「学力といったポイントだけでなく、人としての判断力や向上心、時間の使い方など、人間の土台となるところをきちんとしていくことが、子どもたちを伸ばす最高の仕組みとなるのでは」などといった意見も挙げられていました。教育委員会では、これからの5年に向けてきのう出た意見を参考に、遠野市教育研究所の運営委員会で議論を深めていくということです。

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