2017年8月9日放送

総合計画審議会

遠野市総合計画審議会がきのう(8日・火曜日)とぴあ庁舎で開かれ、第2次遠野市総合計画前期基本計画の平成28年度まちづくり指標実績などについて審議されました。総合計画審議会は、市の総合的な計画の策定と推進に関する必要な事項を調査・審議・評価するために設置された市長の諮問機関です。今年度2回目となるきのうの審議会には、本田市長や市の職員のほか、市民・関係機関団体などからなる委員25人のうち代理出席を含めて24人が出席しました。はじめに、市の担当職員から市役所本庁舎に関わる開庁式などについての説明や、市内の高校生・中学生などが長年、相互交流を深めてきたアメリカ・テネシー州・チャタヌーガ市との姉妹都市締結などについて説明がありました。このあと、昨年度のまちづくり指標実績と「遠野スタイル創造・発展総合戦略」重要業績評価指標について審議されました。このうち、昨年度のまちづくり指標では、総数130指標のうち77指標が達成し31指標が概ね達成となり、全体の83パーセントが概ね達成以上となったことが報告されました。まちづくり指標のなかで、概ね達成となった小学校と中学校の標準学力検査偏差値について委員からは、「今までの取り組みを継続しつつも、子どもたちの伸びしろを高めるようなことに目を向けながら、大人目線だけではなく子どもたちと一緒に問題を解決するような新しい仕組みをやっていく必要があるのでは」などの意見がありました。これに対して、市は、「保護者や地域の人たちの力を借りながら、子どもたちの教育環境をより良いものにしていきたい」などと応えていました。また、未達成となった博物館入館者数について委員からは、「中高生の土日の活動としてボランティアで博物館を案内するようなことが出来ないか。まちなかの点の活動を面にするよう、博物館を訪れる人に対して視点を変えて考えてはいかがだろうか」などの意見が出ていました。これに対して市は、「とても良い意見をいただいた。中高生が自分たちの郷土を知ることはとても大切なこと。博物館だけでなく、まちなかに人を増やしていけるような工夫を話し合っていきたい」と応えていました。このほか、高齢者を介護している家族の心身のリフレッシュを図る家族介護者交流事業について、委員からは、「感心した。とても良い取り組み」などと言った意見も挙げられていました。終わりに、本田市長は、「きょうのことを踏まえながら、第2次遠野市総合計画を着実に進め、新たな課題に取り組んでいきたい」と話し、審議会を締めくくっていました。

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