2017年8月8日放送

地方創生実践塾in遠野市

防災によるまちづくりを学ぶ地方創生実践塾が、先週金曜日(4日)から2日間遠野市を会場に開催されました。この地方創生実践塾は、地域で課題となっているテーマを選定し、先進的な取り組みをしている地域を開催地として講義やフィールドワークなどを行います。そして、より実践的な地域づくりのノウハウや手法を学ぶことができるセミナーとなっていて、地域活性化センターが開きました。先週金曜日から2日間は、東日本大震災の後方支援活動で力を発揮した遠野市の防災・減災の取り組みと、民間企業と連携した地域づくりを学ぶ機会にしようと遠野市を会場に開かれ、県内のほか、愛媛県や島根県などからおよそ30人が参加しました。先週金曜日には、本田市長と遠野みらい創りカレッジ代表理事の樋口邦史さんが、「防災によるまちづくり」をテーマに講義を行いました。参加した人たちからは、遠野市の後方支援活動について「友好都市のために踏み出すことはとても勇気がいることなのですごいことだと思った。自分たちの自治体だけ良ければいいというのではなく、友好都市などにも広く視点をもって安心安全のために行動していきたい」と感想が出ていました。続いて行われたフィールドワークでは、総合防災センター内部に展示されている東日本大震災当時のパネルや後方支援資料館を見学し、震災当時のありのままの記録に見入りながら自分たちにできることを模索していた様子でした。また、先週土曜日(5日)には、自治大学校客員教授の武居丈二さんが「地域の防災力を向上するためには、自主防災組織の充実を図ることが必要である」と、地域コミュニティの重要性について参加者たちに訴えかけていたということです。

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