2017年8月4日放送

大槌復興米からの酒が誕生

東日本大震災に負けず力強く実っていた稲がお酒になりました。奇跡的に見つかった稲から育った大槌復興米を使ってこのたび「たえの酒」が誕生しました。6年前の東日本大震災で大槌町安渡地区に住んでいた菊池妙さんの自宅は、津波により倒壊しましたが、半年近くして菊池さんの玄関脇に3株の痩せた稲が力強く実っていたということです。その後、大槌町内や遠野市内で「大槌復興米」として大切に育てられ、学校給食に提供されたり味噌の材料として採用されたりと成長を続けています。そして「大槌復興米」は、特別純米酒にも使われました。青笹町の上閉伊酒造がことし2月に仕込みを始め、6月下旬から販売が始まっています。このお酒は、大槌の菊池さんの名前から「たえの酒」と名付けられ、すっきりとした米のうまみが特徴ということです。この「たえの酒」は、数量限定で遠野市内の酒店などで販売されているということです。

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