2017年8月2日放送

遠野遺産意見書を提出

遠野遺産認定調査委員会で今年度、新たに遠野遺産の推薦を受けた1件の候補について、きょう(2日・水曜日)、本田市長に意見書が手渡されました。きょう、とぴあ庁舎を訪れたのは、遠野遺産認定調査委員会の杉田盛彦委員長です。遠野遺産認定制度は、豊かな自然や伝統的な文化など、遠野の「たからもの」である遠野遺産を市民と行政が協力して保護・活用し、次世代の子どもたちや後世に伝えていこうという取り組みです。先週水曜日(7月26日)に開かれた遠野遺産認定調査委員会では、今年度、遠野遺産認定に新規で推薦のあった小友町の山谷獅子踊りについて協議されました。小友町の山谷獅子踊りは、明治初年に長野しし踊りから鷹鳥屋しし踊りを経由して習得したことが始まりで、明治34年から郷土芸能として活動を継続しています。昭和60年に結成された山谷獅子踊り保存会を中心に、小友町の児童生徒に指導をするなど地域によって保護・継承されていて、地域住民の親睦が深まるとともにさまざまなまつりに参加することで地域の活性化が期待されることから、遠野遺産への認定は妥当であると判断されました。杉田委員長から意見書を受け取った本田市長は「地方の底力を示す意味において、この制度を、認定したのみではなく、どう地域づくりに生かしていくのか、組み立てと仕組みづくりにさらに意を用いて、遠野遺産を光輝くものにもっていきたい」と話していました。なお、遠野遺産は、小友町の山谷獅子踊りが認定された場合150件となりますが、正式に認定が決まると今月20日(日曜日)の遠野文化フォーラムの中で認定書が交付されることになっています。

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