2017年8月2日放送

県に統一要望

遠野市と遠野市議会は、きのう(1日・火曜日)岩手県知事に要望書を提出しました。奥州市にある岩手県の県南広域振興局を訪れた本田市長と新田議長は、県と遠野市が抱える課題の共有を図り、課題解決に向けて連携しながら取り組んでいけるよう要望書を提出しました。今回、県に要望したのは、道路網等整備の充実を始め14の項目です。このうち、地域をつなぐ「道の駅」の魅力づくりについては、道の駅遠野風の丘が東日本大震災時の後方支援活動で全国モデル「道の駅」の認定を受けたことや、東北横断自動車道釜石秋田線釜石花巻間における道路利用者の休憩機能も担うことなどから、その機能充実整備が円滑に進むよう全面的な支援を求めています。知事に代わり、要望書を受け取った県南広域振興局の細川倫史局長は、道の駅遠野風の丘について「広域防災拠点施設としての防災機能、東北横断自動車道の無料休憩所施設、そして地方創生の拠点として地域活性化に優良な施設であると認識している」とした上で、遠野市がことし2月に策定した「『道の駅』遠野風の丘の機能充実整備計画」の話に触れ、「県としては、課題とされている駐車場について市と連携しながら取り組んでいきたい。建築基本・実施設計を踏まえ、調整を図りながら支援のあり方についても検討していきたい」と応えました。県は、要望内容の説明などを受けながら、遠野市が抱えている課題などについて認識を深めていました。統一要望を終え、本田市長は、「これからの遠野の事を考え和やかな意見交換が出来た。これからも連携を深めながら県と一緒に市の課題に立ち向かっていきたい。簡単にはクリア出来ないが少しでも前に進むという手応えを感じた統一要望だった」と話していました。

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