2017年7月31日放送

宮守町でメダカの放流

宮守町の団体が、かつての自然の生態系を取り戻そうと、先週土曜日、(29日)休耕田を活用して作った池にメダカを放流しました。メダカの放流を行ったのは、宮守川上流生産組合環境部会おどうの会です。おどうの会では、10年ほど前から国道396号沿いにある休耕田を活用して池を作り、自然の生態系を身近に感じられる空間、「ビオトープ」作りに取り組んでいます。これまで、この池では、タニシやヌマエビの他、夜になるとホタルが飛びまわるなどして地元の人たちを楽しませてきました。しかし、去年発生した台風10号の影響により池が増水し、生息していた生き物がすべて流されてしまったといいます。この日、再び、かつての自然の生態系を取り戻そうと実施されたメダカの放流では、夏休み中の地元の小学生35人が集まり、花巻市で環境保全に取り組む団体から譲り受けたメダカ300匹を池に放しました。児童たちは、「大きくなってね」などと声を掛けながら、池の中で元気に泳ぎ回るメダカを見守っていました。なお、池を管理するおどうの会では、メダカの成長を見守りながら、地元の人たちが楽しめる憩いの場所となるよう努めていきたいとしています。

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